西日本JRバスは、旧国鉄の分割民営の際にJR西日本の自動車事業部として、JRの直営で1年を過ごしたのち、1988年4月にJR西日本の全額出資の子会社として営業を開始しました。
同社の路線は山間部・過疎の路線を多く抱えており、間もなく不採算路線からの撤退が始まり、一般路線の大部分が休廃止されました。
2007年3月には、奈良交通との共同運行で平城山線を開設しましたが、2009年3月に廃止されています。
その結果、紀伊半島3県で一般路線で残るのは熊野線のみとなっていましたが、この熊野線も2009年10月1日で廃止され、紀伊半島から一般路線は全廃となりました。
現在では、比較的堅調な高速バス(夜行・昼行)の拡充に営業資源の集中を行いつつ、一般路線の縮小と共に貸切事業も集約を図っており、かつては三重、奈良、和歌山ナンバーの貸切車が在籍していましたが、現在では存在はしていません。
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